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高専

少し前に高専を卒業しました。

 

区切りとして高専という学校について自分の感じることなどを少し書き留めておこうと思います。

 

 まず、高専とは高等専門学校の略称で、文科省的に言うと「実践的・創造的技術者を養成することを目的とした高等教育機関」です。

高専は全国に57校しかなく、同世代の高専生の割合は約1%と言われてるそうです。(高専の留年率は普通高の約100倍らしいから、普通高の留年生の数≒高専の留年生の数なのかな)

 

高専の学校数・在学生数等

区分 学校数 学科数 級数 入学定員 在学生数(平成28年度)
57(56)校 216学科 262学級 10,540人 54,553 (3,049)人
国立 51(51)校 201学科 232学級 9,360人 48,756 (2,813)人
公立 3(3)校 7学科 19学級 720人 3,546 (192)人
私立 3(2)校 8学科 11学級 460人 2,251 (44)人

http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kousen/index.htm

 

 日本全国を見てもこれだけしか高専生がいないと、「高専生」というだけで妙に親近感が湧いたりもします。自分は学生会長として他高専の方と話す機会も多くありましたが、これは全国どこの高専生と話していても感じることでした。

 

自分が高専を受験した理由は

 ・センター試験を受けたくない

 (大学受験のためだけに自分の興味のない分野を勉強したくない)

・IT(Information Technology)業界は今後伸びるだろう

 という2つの理由でした。

 

結果的に自分の就職先は医療業界ですが、卒業した今思い返してもこの選択は間違っていなかったと思うし、もし中学生に戻ったとしても、もう一度この学校を受験していると思います。

 

高専のデメリットもたくさんありますがなんとなく書く気にはならないので書きません。

 

高専を卒業する直前、自分はクラスや所属していた学生会でよく飲み会を企画しました。これは、お互いに社会人や大学生になってもどこかで繋がっていたいと思ったからだと思います。

 

自分のクラスは自分を含め、徒らに馴れ合うことのない、所謂一匹狼タイプの人が多いと感じていましたが、高専という特殊な環境で5年間同じクラスともなると、卒業してそれっきりという関係にはなかなかならないのでしょう。

 

卒業してからも高専時代の友達とは定期的に飲みに行ったりしたいと思っています。そんな時に、お互いに会社や学校の愚痴を言って傷を舐め合う関係ではなく、同じ環境で5年間過ごしてきた仲間として、切磋琢磨してお互いに刺激しあえる関係になれたらいいなー。